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juin 19, 2005

梨の木は京都産だった


新潟の家の前に大きな古い梨の木はある。車がかろうじて通れる道幅を残し、この木が少しだけ邪魔をしていた。

木の反対側は崖で片方のタイヤがいつも落ちてしまうのではないかと道を上がるも下りるも出来ずに最近まで私はいた。古いこの木を切り倒してしまえば問題は解消されるのこと。だからと言い切り倒そうなんて言い出す者も居らず、そこまでして欲しいとも思っていない。むしろ小さな白い花を咲かせ今でもたくさんの実を付け、実が熟れた頃に香る匂いはとてもよく懐かしい。今となっては、ずっと切り倒されることなく残して置いて欲しいのだけれど、とにかく古いらしい。。。
年間3、4回は新潟へ行く。それは生まれ育った家があるからだ。昔々はお寺だったという茅葺き屋根の大きな家を残し埼玉に越し誰も住まないまま残すには雪深い場所では不可能な状態になり現代的な家に建て替えられたのは確か15、6年前のこと。昔の家の囲炉裏と家の前の池を残し、辺りの自然は昔から変わらずに残っている。今年の春、雪解けが遅かったせいで梅雨入りした6月に出掛けた。休暇を過ごす以外に出掛ける理由のだいたいが掃除、空気の入れ替えだったりする。それでも行くのが好きだ。土や草木の匂いを感じ、風の音、空の色や夕日の色、流れる雲を見ては明日の天気を読んだりもした。たかが小学1年生までの時間を過ごしただけの記憶でも今もはっきりと覚えている。そんな場所から遠くかけ離れた場所で生活している今、なかなかそんなことも簡単には感じられない毎日だ。なんとなくぽっかりと空いた気持ちってこれだったのかな?

投稿者 yuki : juin 19, 2005 10:43 AM

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